株式会社ナウハウス
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ナウハウス所長の鈴木です。今何を感じ、どのように建築に向き合っているのかを伝えていければと思います。
ナウハウス一級建築士の高橋です。設計を通して感じたことや現場の進捗を気軽に綴っていきたいと思います。

〒430-0817
静岡県浜松市南区頭陀寺町330−20
TEL.053-461-3408

2016-04-29
スタッフの高橋です。
最近の休日の過ごし方は、掃除、洗車、写真、ボルダリング。

とくに熱中しているのは、写真。

GWはどんな写真が取れるのか楽しみにしています。

過去の作例を。
浜松城と桜。
夕景写真は刻一刻と明るさが変化していくため難しかったです。

浜松城
ISO100
f/7.1
2sec
桜が終わり頃に撮影したため、周囲の緑も入れつつ、桜の量感を表現できるように撮影しました。
フラワーパーク
ISO100
f/13
1sec
2016-04-27
3月初旬、雪の残るピレネーのアラン谷やボイ谷を中心に、25のロマネスク教会を行脚しました。
その教会は聖堂と塔と墓地が置かれ、村人の日々の生活を支える山寺です。かつて、ヨーロッパが紀元1000年の終末思想から解放されると、11~12世紀には地域の教会が盛んに建てられました。聖堂と塔をつぶさに見ると、それぞれのつくるべき動機が異なるように感じました。
たとえば、ヴァルの聖母教会は洞窟と石積みの聖堂で、ロマネスク教会の原点のようです。分厚い石積みの聖堂は洞窟的空間の石の伝統を継ぎ、聖堂のバシリカは平面計画や構造といった実用的な理由があります。ル・トロネのような禁欲的な修道院と異なり、ピレネーの山寺の内部は素朴なイエスの物語の絵やキリストの彫刻があり、村人の生活に寄り添っていると感じました。
塔は、といいますと、見るからに建設には多大なエネルギーを費やしているにもかかわらず、納得できる実用上の理由が見当たりません。タウルのサン・クリメント聖堂の美しい鐘楼を登りました。しかし塔は構築物そのもので、建築空間を確保していないのです。塔はランドマークや鐘楼以外の目的が確かに他にあるのです。高く美しい象徴は、実用では語れない人の心が求めるもので、儀式や慣習にもある、人間の精神の高みへの衝動に違いありません。



2016-03-24
以前、ナウハウスの中庭というタイトルで、パノラマ写真をアップしました。
その中庭を逆方向から見た写真ができました。
広角レンズで撮影した写真を更に、フォトショップで繋ぎ合わせてパノラマ写真としました。
2016-03-18
2016年4月22日に『エクステリアにつながるインテリア』と題し、講師として
お話させていただきます。

2016-02-27
ナウハウスの中庭は、白梅が今年も満開です。
左手にはレモンがたくさん実りました。フォトショップによるパノラマです。夜と昼、エクステリアがインテリアになっています。白い丸テーブルには小鳥が集まり、にぎやかです。スズメ、メジロ、ヒヨドリ、セキレイ、ジョウビタキ、ヤマゲラ、ハトといったところです。逆方向からのよると昼のパノラマも製作中です。しばらくお待ちください。
2015-12-26
年末年始を迎え、酌み交わすお酒を仕入れてきました。
長年の酒飲みのキャリアが光る選択だと自負しています。
日本酒は秋田の純米吟醸酒の「雪の茅舎」、フルーティな生酒です。そして滋賀の純米酒、中汲無濾過の生原酒の「北島」、これは初めてで楽しみ。原酒なのでアルコール度が17度もあります。燗酒用として佐賀の純米酒「七田」、開運の土井酒造自慢の純米酒「吞み切り一番」がお値打ちです。
ワインは清水の舞台から飛び降りて買った「マイナー・ファミリー・ゲイリーズピノ・ノアール2012」。カルフォルニア・ナパヴァレーにラターシュのぶどうの苗木を植えたとのことです。もちろん初対面。
そして、ボルドーの「シシェル・ポイヤック2013」はどういういきさつか、ポイヤックのあの1級畑のワインが入っているそうです。ムートンらしい。なぜ?
スペインの「ベンビブレドミニオ・デ・タレス2009」は飲み始めてからの味の変化が面白いとのことで、これも楽しみ。
白はミネラルたっぷりの「シャブリ・ブランショ・ヴォコレ2013」、上品なボルドーの「レ・ザルム・ド・ラグランジュ2013」、デザートワインは「ハーフナー・アイスワイン・キュベェ2009」。
私の知識ではありませんが、正確を期すために細かく書きました。日本酒もワインも好みに合わせただけで、あとは酒屋さんの受け売りです。当たりかどうかはこれからの楽しみです。
天下無敵の酒備え(?)で来客を迎えたいと思います。
2015-12-24
施工中の保育園の壁紙が進んでおります。
外部足場が年内に取り外される予定です。

外観の写真も年内にUPできたらと思っています。

2015-03-25
ナウハウスの中庭に還暦を過ぎた白梅がある。今年は殊に見事に咲いた。7年前、亡くなった父が「たくさん生ったなあ」と呟くほど実がついた。「蛇がいる」と突然父が言った。凝視するが蛇などいない。そもそもこんな街中にいるはずがない。枝が蛇に見えたのだとそれ以上気に留めなかった。
 ところが蛇が出たのである。昨年の6月のサンルーム工事中、水盤のメダカを覗いていた時である。違和感がして見上げると、異形なものが梅の枝に体を強ばらせている。黙って指差すと家人はのけぞった。1.3mくらいのシマヘビ。なぜ、どうやってと頭が錯綜した。
庭に白テーブルの石皿は雀の餌場である。もしや枝に止まる雀を狙ったのか。確かに雀は大騒ぎであった。その日は放置したが翌日も動く気配はない。そういえば一昨日玄関先で大きな蛇がクルマに轢かれていた。「気の毒に、なぜ?」と思ったが、まさか庭にもう一匹いるとは思わない。あの2匹はつがいだったのか。不幸にして一匹は轢かれ、他方は雀を待ち伏せしている。命がけの狩りだから簡単に去るわけもない。
 蛇は縁起がいいものとされているが放置しておくわけにいかない。数人がかりで胴を突き首を引いた。よほど腹を空かせているのか痩せぎすの体がちぎれそうであった。やっと2重袋に入れ、国道を越え300m先の川に放した。遠くの雀がどうして分かるのか謎のままである。かつて父が見たのは本当に蛇だったのかもしれない。
2014-07-22
40年前、ギャルリーユマニテで衝撃を受けた絵が、「カオの構造」です。
作者は森眞吾さん。勝手に私の師匠です。内覧会「汽水域に生きる」で再会した作品は、当時の自分のやり場のない状況を瞬間的に思い出させました。「肉質な壁とのS氏の一方的な対話A」はめんどくさいタイトルですが、事件に巻き込まれた森さんの心境を語り、抽象がこれほど力を持っていることに驚きます。「汽水」とは海水と淡水の混じった水ですが、そのような曖昧な境界領域の作品を総覧して、森さんの思索の精度と重さに打たれました。
碧南市藤井達吉現代美術館で8月31日まで開催しています。
2014-01-29
大規模な改修工事で、用途や機能を変更し、あるいは性能を向上させる工事をリノベーションといいます。時代の変化にあわせた大掛かりな工事で、リフォームと区別しています。
 バブル崩壊後、資源の持続維持の観点からスクラップ・アンド・ビルドの反省の風潮が出てきました。「使い捨て」から「もったいない」への変化です。1993年、ナウハウスに築8年の歯科医院兼住宅(鉄筋コンクリート造2階建て)の増改築の依頼が来ました。増改築は建築の醍醐味がみんなに分かりやすく、私も大好きで楽しく仕事をしていました。
 依頼者は、築8年の建物自体には満足していましたが、歯科医院が順調に発展したこと、子供が増えたことから医院、住宅ともにスペースの拡張を考えることになりました。当初、別敷地に住宅を建て、この建物を医院だけに改築することを考えました。しかし思うように新しい宅地を入手できず、複合用途のまま増改築することを決心しました。ナウハウスが悪条件の敷地を逆手に取り、建築の魅力を引き出していることに関心を持っての依頼でした。
 依頼者は、元の設計者を含め、何人かの設計者に相談しました。現況の建蔽率60%ぎりぎりで増築が難しいこと、築8年しか経っていなかったこと、「冷やかしと思われている」(施主)ところもあったそうです。「いっそ解体して立て替えたほうがいいのでは」(施主)という迷いもありました。
 
ナウハウスの判断は以下のとおりです。同じ予算なら、新築するより既存躯体を生かした増改築のほうが有利と考えます。増改築という与件も敷地条件の一つと捉えれば、設計で新たなデザインの切口が見つけられることもあり、難しい条件だが、成功すればメリットはかなり大きいと考えました。
 既存建物はRC造のラーメン構造で、3スパンの単純な構造フレームでした。敷地が軟弱地盤で、16mのPHC杭で支持されまだ余力がありました。新築した場合、新たな杭工事は既存杭と絡んで、困難な施工になると思いました。これらを考えると、建蔽率さえクリアーできれば、増改築は可能であると考えました。
 それを解決する名案が閃きました。3スパンのラーメンの中の診察室をパティオとする「減築」です。光庭を建物の中に抱くことによって、都市の中に住環境を見つけることができます。そして光庭で切り取ったボリュームを全面道路側に増築し、余裕のある容積率を使って、3階を軽い鉄骨造で増築するという提案です。
 できる限り既存躯体を生かし、正面以外の3面の外壁や開口部もそのまま再利用しました。上部躯体ばかりでなく、杭工事を軽減できたこともコストメリットが大きいと思います。内部は仕上げや設備は全く新築同様です。工事費の軽減と近隣対策、あるいは時間の短縮で、幸福の「アフター」は実りあるものになりました。
 
木造の在来工法では構造まで関わるリフォームはよくありましたが。当時、鉄筋コンクリート造で既存を換骨奪胎するリノベーションは珍しかったと思います。20年前の話です。その後2004年に、富士市の「OFとBYとFORの家」で鉄筋コンクリート造のリノベーションを行いました。このとき、ダブルウォールとして断熱性を増し、そこに配管スペースを設けるなどリノベーションの新たなメリットを発見しました。増改築のハンディは全く感じさせないものと自負しています。なぜなら、竣工写真を撮ったベテランの建築カメラマンは、増改築であるとことを明かすまで、全くそれに気づかず撮影をしていたのです。

(歯科医院兼住宅の増改築は「住宅再生の経済学」の特集で、日経アーキテクチュア1996年4月22号に詳細に紹介されています)
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