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ナウハウス所長の鈴木です。今何を感じ、どのように建築に向き合っているのかを伝えていければと思います。
ナウハウス一級建築士の高橋です。設計を通して感じたことや現場の進捗を気軽に綴っていきたいと思います。
「バウ」ハウスから「ナウ」ハウスへ
2005-08-09
バウハウスの「バウ」は大聖堂を建てる時の職人の集まる「現場小屋」で、日常的な建築といった意味合いです。グロピウスは国民の日常生活に根ざした造形活動を理想としていたのです。
 私の卒論は、パウル・クレーのバウハウスでの講義録の「造形思考」によって「クレーによる生成の概念」を論じるというものでした。当時の私にとって、「造形思考」は造形作法の羅列としか思えず、無味乾燥で閉口したものです。しかし、クレーの絵画は見るほどにすばらしく、見飽きることはありませんでした。単なる素材と命を吹き込まれた作品を比べて、創造による目の醒めるような飛躍を思い知らされました。       
 バウハウスを、学生時代のできごとだけで終わらせたくないと考えた私は、BをNに変えて「ナウハウス」をひねりだしました。「ナウ」は「今の時代の」とか「時代にあった」といったイメージです。「時代の切口」を見つけることが創造の入口だと考えました。
 建築の実現にはさまざまな困難が伴います。多くの制限でがんじがらめですが、実現されるという画期的なできごとによって、問題点が魅力に変わってしまうことがあることを知っています。これを「離陸した建築」と呼びたいと思います。そして、「離陸した建築」は学生時代からのナウハウスの夢です。
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